Liner Note

情報(ユーザー中心デザイン・ユーザビリティ)と技術(ウェブプログラミング・ウェブサービス)についてのメモ書き

最近、セマンティックWikiについて気になっている。

わかりやすい説明は第10回 セマンティックウェブとオントロジー研究会の「Semantic WikiによるRDF自動生成(PDFデータ)」かな。

それだけではなんなのでちゃんと説明すると、セマンティックWikiとはユーザが作成・編集した内容の全てまたは一部を、HTMLだけではなくRDFなど機械処理しやすい形式で結果を出力するWikiのことを指しているようです。

つまり、メタデータを共同して作成するなどの作業が楽チンになり、その利用もやりやすくなるわけです。Web APIを通じてメタデータを提供するサイトは多いけども、営利利用禁止など制限が付くケースもあって、ライセンスフリーで自由に使えるというデータは少ないんじゃないでしょうか。こうしたツールの登場が、メタデータのコモンズを作ろうという動きにつながっていけば、死語になりかかっている「マッシュアップ」も盛り返すハズです。

さてさて、具体的にセマンティックWikiと言われるWikiエンジンはSemantic Wiki State Of The Art – Ontoworld.orgにリストアップされています。

それで、最初に紹介した論文ではセマンティックWikiを以下の3種類に分類しています。

  1. 記述されたWiki ページの情報に基づいて,メタ情報を示すRDF が自動生成されるタイプ
  2. ユーザがタグや簡単な命令文を記述することで,RDF が生成されるタイプ
  3. ユーザがRDF/XML 構文を直接記述するタイプ

Semantic Wiki によるRDF自動生成

1番は単にRSSを吐く大方のWikiエンジンのことで、例えばYukiwikiやPukiwikiなど。吐くメタデータが限定されているため、ここでは実質セマンティックWikiとは言いづらいでしょう。

2, 3番はユーザによるRDFデータの記述が必要になるため、なかなかとっつきづらく、記述ミスも発生しやすいことは上記論文でも指摘されています。

そこで、上記論文ではテンプレートシステムを使うことで、なるべくユーザがそうした難解な部分に触れることなく、例えば会員情報の入力画面のように、フォームに従って入力していくだけで、RDFデータが生成できるように工夫しているそうな、もちろん、HTML出力も可能だそうです(binWord/blogでの説明もどぞ)

そのアイデアはイイと思うんですが、惜しむらくは、このシステム自体(KawaWikiというらしい)が公開されていないため、実際に試してみることができないんですね。

どうやらperlベースのYukiWikiMiniをphpに移植の上、実装したものみたいで、じゃあ作るかと思ったんだけど、perl読めなくて挫折(ものの200行なんだが‥)

というわけで、どうにかしてphpで作ってやろうと画策中なのだが、なんでこんなことを考えているかというと、Myrmecoleon in Paradoxical Libraryで触れられているようなフリーの図書館メタデータを作ってみたいと思ったからなんですよ。ただ、2006年度で全国の公共図書館は3000館近くあるので、さすがに人力だと死んでしまうなということで(ただし、このうちウェブOPACを提供しているのは2007年8月現在1000館程度になっている、これくらいならなんとかなるかも?)

他によいソリューションがあれば、そちらを採用しようと思っていますが、現時点ではこれが近道かなと。ちょっとがむばってみます。

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