Liner Note

情報(ユーザー中心デザイン・ユーザビリティ)と技術(ウェブプログラミング・ウェブサービス)についてのメモ書き

要約:指紋認証機能は単純に認証コストが低くなる以上に、認証が必要な行動を行いやすくすることでお金や情報を流通しやすくさせる、それがウェブサービスには結構影響をあたえるのではという話

まもなく発表されるとか言う次期iPhoneに指紋認証が搭載されるという噂があるそうです。まあ、占いみたいなもので当たるかどうかはわかりませんが、個人的にはこの機能は昔から心待ちにしていた機能ではあります。

なぜかというと、それは単純に低コストの認証である以上に、認証が必要な行動が簡単に行えるようになることでウェブに結構影響を与えるのではないかなと思うからです(そういえばn-clickを1-clickにすると商売になる。1-clickを0-clickにすると革命になるという言葉がありますね)

で、じゃあどんなことになるのかなというところを、iPhoneが発表されるまでの束の間に妄想してみたのでメモっておきます。

  • 指紋認証機能を搭載した新iPhoneが発売
  • iOS7のパスワード管理システムiCloud Keychainサービスは指紋認証に対応。保存したパスワードを指紋認証で簡単に呼び出せるように。
  • これとは別に、Apple IDにユーザの住所、氏名、メールアドレスや、Google, Facebook, Twitterなどのアカウント情報を紐付けられるようになるような変更が加えられる。また、Apple IDがoAuthに対応し、こうした情報をサイト側に提供できるようになった。
  • 一見、認証とは関係無いようだが、これは指紋認証を介してこうしたアカウント情報や個人情報を、ID/PWを逐一入力する必要なく、低コストでサイト側に提供できるようになったということ
    • 多くのサービスでApple IDでの認証が可能になることで、各サイト独自の会員登録する必要がほぼなくなった。
    • ショッピングサイトは送付先や決済手段の入力が不要になり、短いステップで購入ができるようになった
    • 認証が簡単になることで、一部のブログやニュース記事は、コメントをApple IDと紐付けて投稿することを求めるようになった
    • Appleアカウント経由での決済が簡単にできるようになり、コンテンツ流通が活発になる。投稿した動画や記事に寄せられる読者からの寄付で生計を立てる者が現れてくる。一方で決済のハードルが低すぎることが問題となりペアレンタルコントロールの一種として、月額使用上限を制限する機能がOSに組み込まれていった

認証はいわば情報流通の関所みたいなもので、その認証コストが情報流通の速度に結構影響しているのではと思うのです。Appleは決済手段+デバイスと結びついたID(Apple ID)を大量に持っている訳で、お金は動かせるし、IDを紐付けられるデバイスは大量に出回っている状況なので、ここで認証のハードルを下げればお金や情報が流通しやすくなって、面白い展開になるんじゃないでしょうか。

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